もしものときも万全です!

リハーサルスタジオに、バンド練習をするための基本的な機能が備わっているのは、当然しごくなことなのですが、今回は、それ以前に、不特定多数のお客様がご利用される商業店舗として、当たり前にきちんとしていなければならない設備について、ご紹介してみます。

それは、ズバリ、「電源カットリレー」 です。

backyard

↑ スタジオY2には、お客様が立ち入れないバックヤードがあります。この写真に写っている上部の電源関係の回路が収まっている箱が、「電源カットリレー」です。

中身はこんな感じ↓

cut-relay

なんのことやら、見てもわかりませんよね(^ ^) 機材のための漏電とかのトラブルのための設備か、と早合点したあなたも間違いです(^ ^)

もしもの火災時に、みなさまを助けるための設備なのです。

万が一、当スタジオで火事が発生したら!あるいは、同じビル内の2階や1階、または地下の店舗さんで火事が起きたら!当然のことながら火災報知器が鳴り響き、危険をおしらせします。

でも、スタジオの中で、爆音を出して演奏をしているみなさんが、火災報知器の警報に気づくことができるでしょうか?まず聞こえません(笑)もちろん、スタジオスタッフが、各スタジオへ飛び込みおしらせするに決まっているわけですから、警報にスタッフが気づけばOK! というわけにはいかないんです。万が一の万が一、スタッフが何らかの事情で動けない、あるいは、スタッフ本人が燃えていた、としたらどうでしょう?(ないとは言えません 笑)

極端な話ですが、防災の観点から、やはりバンド練習をしているみなさま自身が火災警報にきづく必要があるんです。この電源カットリレーは、火災報知器が火災を感知し、警報を出したら、即、この信号に反応して、各スタジオの電源がカットされるしくみです。爆音で演奏していても、アンプやモニタースピーカーのみ、電源が落ち、音が出なくなります。照明は消えません。この機能で、確実にお客様は火災警報に気づくことができます。

リハーサルスタジオは、地下にあることも多いのですが、3階にあるスタジオY2も、バルコニーからの避難経路に加えて、爆音を出す特別な環境にしっかり対応して安全を確保しています。

スタッフが燃えて火事になっても、とっとと逃げてください。

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