クリーン〜クランチ多用のギタリスト御用達!

twinreverbFull

今回は、フェンダーのツインリバーブについて私見を記しまーす。

個人的に好きなアンプはオレンジとフェンダー。オレンジについてはまた別の機会に触れるとして、フェンダーのアンプ。とりわけこのツインリバーブという超有名機種についてですが、シングルコイルのピックアップでクリーンからクランチの音を使うようになってから好きになりました。

一般的な傾向としても、いわゆるドンシャリのマーシャルをはじめ、チューブアンプの強目の歪みを使わないギタリストのみなさんは、クリーンが太くて気持ち良いってことで好んで使っている。といえるアンプですよね。

ツインリバーブは、そもそも大音量で鳴らしても歪まないように、ひたすらギター本来の音、クリーンな音を出すための代表格です。なので、たいていこのアンプを紹介するときは枕詞のように「カントリーやフォーク、ブルースなどのギタリストが使う」などと紋切り型の表現がされていますが、中音域の粘りを重視するギター弾きなら、あらゆるジャンルにユーザーがいますよね。

ツインリバーブもたくさん種類が存在してますが、機種としての音のキャラクターを一言で言うなら、「つやとハリがある」でしょうかね。いや、「コシがある」かな。んー「プリッとしてる」ってのが個人的にはしっくりする表現です(笑)綺麗なクリーントーンですが、実際、中低音が強目で、イコライジングの効き幅が広め。特にベースのつまみは、がっつり音色が変わりますし,ミドルのつまみは5より上げていくほうが変化を感じ取りやすい周波数帯域に思えます。

同じくクリーンな音が一番の強みであるローランドのソリッドステートアンプ JC-120 と音を聞き比べてみると、すごくわかりやすい。J Cは、全体的に高音成分が多いようで、イコライズの変化の幅は狭いけれど、とてもバランスが良い。結果的にはツインリバーブより、硬質で音が繊細に感じられるキャラクターです。

ツインリバーブは、高音が綺麗なわけですが、これもやっぱりチューブアンプ独特のミドルが効いた音の太さが加わってのことだと思います。同じチューブアンプのマーシャルのクリーン音に比べてもツインリバーブのほうが、あきらかに太い。マーシャルは基本、低音と高音が強く、中音が抑え気味のいわゆるドンシャリ系ですから、クリーン音だけを比べれば、案外太くはないのは当たり前の話です。でもイメージとしては爆音を出すマーシャルのほうがクリーン音も太いような錯覚がありますよね。

ま、とは言え、チューブアンプの音は個体差が大きい。使われている真空管の種類、さらに同じ型の真空管同士でも個体差が激しい上に、経年劣化によってもどんどん音が変わるものなので、アンプの数だけ違う音がある、と言っても過言ではありません。

スタジオY2のAスタジオに常設しています、現行タイプのツインリバーブは、65年の復刻バージョンですが、ごきげんに美しく中音に粘りのあるクリーントーンがばっちり奏でられます(^^)

ジャンルにとらわれず、がんがんご利用ください。歪み系のエフェクターの音乗りもすごく良いので、クランチで爆音もおすすめです!

 

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