HightとLow、どっち?

ギターアンプやベースアンプのシールドINPUTジャックに、なんでHightとLowがあるんだ?と、疑問をかかえたままの初心者バンドマン、案外まだまだいたりするのかも!ってことで今回はリハスタでアンプを使うときに、どっちにシールドをさすべきかのお話しです。

結論からいいますと、⚫︎ごく普通のギターやベース(パッシブタイプ)を直結するなら、Hightに。⚫︎電池などを内蔵させたアクティブタイプのギターやベースを直結するなら、Lowに。⚫︎ギターやベースがパッシブタイプでもアクティブタイプでもエフェクターを通すなら、Lowに。⚫︎ノイズや歪みをなるべく避けたいなら、Lowに。

というのが基本です。理由はちょっと複雑ですが、結論はシンプル!(^^)

Fender_TwinReverb

↑ ツインリバーブならINPUT 1がHight、2がLowですね。

一応、理由も記しておきますと、これは、すべてインピーダンスの問題です。アンプのメーカーによって違いはありますが、入力ジャックのHightはハイインピーダンス用、Lowはローインピーダンス用という仕様なわけです。こっから面白くない話になるのでご興味のあるかたのみ限定(笑)

インピーダンスってマイクやらミキサーやらアンプやらエフェクターやら、何かと電気を使う楽器類には必ず出てくる単語ですよね。交流電気の抵抗値のことなんですが、インピーダンス=電圧÷電流 ということになってまして、電力は電流×電圧なので、同じ電力を伝えるために電流が小さいと電圧は高くなりインピーダンスは高くなります。電流が大きいと電圧は低くなりインピーダンスが低くなります。

電圧が高いほうが効率良く電力が伝わり、インピーダンスが高いほうがいいのですが、ノイズが混入しやすくなるんです。エフェクターの解説などでよーく出てくる話ですが、ノイズ対策としては、インピーダンスの低い電気信号へ変換するのが常套手段です。なので、ほぼ、ほとんどのエフェクターを通過した信号はLowインピーダンス。ギターやベースの「アクティブ仕様」っていうのも、早い話、楽器側であらかじめ信号をLowインピーダンスへ変換しているものの呼称です。

ちょっとややこしい説明文になってしまいました。アンプによって異なるのですが、単純にでかい音を出したいならHightのインプットジャックへ。ってこととは少しがちがう、ということだけ知っておいてもいいのでは、と思います(^^)

 

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